一般葬や家族葬の定義は?葬儀の種類について解説!

一般葬や家族葬の定義は?葬儀の種類について解説!

家族葬などさまざまなスタイルが誕生している葬儀。

一般的な葬儀形態も「一般葬」と呼ばれるようになりました。

しかし、一般葬や家族葬、そのほかの葬儀について内容が曖昧な方もいるでしょう。

そこで今回は、一般葬や家族葬、そのほかの葬儀について詳しくご紹介します。

「負担の少ない葬儀を」と考えている方は要チェックです。

こんな方におすすめの記事です▼

一般葬や家族葬以外の種類について知りたい
体力的な負担を減らしたい
金銭的な負担を減らしたい
葬儀の種類について全体的に知っておきたい

葬儀の種類は主に7つ!

故人を偲ぶ儀式の葬儀にはいくつか種類があります。

主な種類は以下の7つです。

1.一般葬
2.家族葬
3.一日葬
4.直葬(火葬式)
5.社葬
6.市民葬(福祉葬)
7.生前葬


スタンダードなのは一般葬ですが、近年では小規模の家族葬も主流になりつつあります。

故人の遺志を尊重した直葬や生前葬もあり、遺族としては混乱することもあるでしょう。

下記で7つの葬儀の種類について詳しく解説していきます。

一般葬とは?

一般葬とは、古くからの慣習を大切にした葬儀形態です。

お通夜からはじまり、葬儀後に火葬が執り行われます。

一般葬のお通夜は、葬儀に参列しない方や、近所の方など親しい方に限らず故人と生前に親交があった方も参列可能です。

葬儀も人数制限などは設けておらず、参列者が30人以上を超える場合もあるため、精進落としなどの会食費や返礼品の金額も自然と多く必要になるでしょう。

遺族は多くの方を迎えるため、心身ともに大変な思いをするかもしれません。

しかし、多くの方が故人との最後を迎えられる葬儀形式でもあります。

家族葬とは?

家族葬とは、30人未満の小規模で故人を偲ぶ葬儀です。

家族葬とは呼ぶものの、参列者は家族や親族だけでなく深い親交のあった友人や知人などが参列しても問題ありません。

反対に、関わりが少なかった遠い親族などは参列をお願いしないケースもあります。

故に「親族なのになぜ呼んでくれなかったのか」などといったトラブルに発展することも考えられるでしょう。

しかし、小規模であり参列の人数も把握できるため、食事や返礼品の数などもあらかじめ明確といったメリットもあります。

なかには、香典を遠慮したり食事ではなく軽食を用意して対応することもでき、慣習に囚われることなく柔軟に決められる葬儀です。

喪主や遺族の金銭的・体力的な負担が少ないのも大きなメリットのひとつでしょう。

また、家族葬は近年主流になりつつある葬儀形式のひとつですので、理解されやすくなっています。

「身近な人たちと穏やかな最後を」といった故人の遺志を取り込むのにも最適な葬儀形式です。

一日葬とは?

一日葬とは、お通夜がなく葬儀と火葬だけを行い一日で葬儀を終えます。

お通夜がないため、喪主や遺族は葬儀だけに集中することができ負担も最小限です。

喪主が高齢な場合や、参列者の予定が合わない場合に選ばれることが多いでしょう。

しかし、先祖代々お世話になっている菩提寺がある場合は、一日葬を希望している旨を伝え、許可を得る必要があります。

お通夜から慣習を大切にしている場合は、一日葬を許可していない場合もあるため菩提寺がある場合はトラブルを防ぐためにも必ず相談しましょう。

直葬(火葬式)とは?

お通夜や葬儀を行わず、火葬前の短時間でお別れをしてそのまま火葬を行う葬儀を直葬と言います。

火葬式とも呼ばれ、喪主や遺族の金銭・体力的な負担が小さいのがメリットです。

故人が負担を考えて、直葬を希望する場合もあるでしょう。

しかし、民営斎場のなかには対応していない葬儀社もあるため事前に確認しておきましょう。

また、一日葬同様に菩提寺がある場合は許可を得る必要があります。

※福祉セレモニー春日部ホールでは直葬にも対応しています!

社葬とは?

団体葬とも言われる社葬は、企業や団体が主催して行う葬儀のことで、企業の重役が逝去された場合に執り行われるのが一般的です。

一般葬や家族葬を終えたあと、1ヶ月〜2ヶ月を目安に執り行われますが、家族が執り行う葬儀と社葬を一緒に行う「合同葬」が採用される場合もあります。

合同葬の場合には、故人が亡くなってから1〜2週間で執り行うのが一般的です。

参列者が数百人を超えることもある社葬は、ホテルや企業が所有している施設などを利用する場合も少なくありません。

しかし、参列者が数十人など小規模の社葬もあり、規模は大小さまざまです。

市民葬・福祉葬とは?

市民葬・福祉葬とは、その名のとおり自治体が行っている葬儀サービスを利用したものです。

それぞれの自治体が住民のために葬儀社と連携して用意しているため、全体的な葬儀費用が抑えられます。

市民葬のなかに一般葬や家族葬、一日葬などの種類が含まれているイメージです。

故人または喪主が住んでいる自治体の市民葬を利用できるため、価格帯もチェックしやすいでしょう。

市民葬は費用を安く抑えることができますが、必要最低限のプランである場合も多いです。

理想的な葬儀のためにオプションを追加して、「思っていたよりも費用がかかった」と感じる方もいるでしょう。

※福祉セレモニー春日部ホールは『市民プラン』をご用意しています!

生前葬とは?

「終活」という言葉に馴染みが出てきた現代では、生前に本人が喪主となり葬儀を行うのが生前葬を行う選択肢も出てきました。

本人の希望によって選ばれることがほとんどで、お世話になった方にお礼やお別れが直接言えるといったメリットがあります。

ワイワイとたのしむだけの会食ではなく、お別れの場として行われるため本人も参列す側も思い出話を中心に穏やかな時間を過ごせるでしょう。

しかし、生前葬を執り行ったからといって、故人の逝去後に葬儀を執り行わないかというとそうもいかないのが現状です。

生前葬と一般葬を執り行うとなると、家族の負担や金銭的な負担が増えることも考えられます。

故人の遺志として、生前葬を執り行ったため、逝去後は直葬を希望する場合もあるでしょう。

故人の遺志を尊重した葬儀を選ぼう!

今回は、葬儀の種類を7つご紹介しました。

時代とともに葬儀の種類が増えていますが、新しい葬儀スタイルに抵抗がある方もいるでしょう。

一般葬を選ばない場合は、回避できるトラブルには事前に手を打っておく必要があります。

しかし、どの葬儀の種類にもメリット・デメリットはあるため、最後には故人の遺志と遺族の希望を尊重した葬儀スタイルを選びましょう。